■セリオの変化と内定式
「内定式」と聞いて、みなさんはどんなイメージを思い浮かべますか?
内定者が前を向き、横一列に並び、壇上では役員がお話をする。
そんなイメージを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
私たちセリオも一昔前は、そんな内定式を開催していました。
「2013年」この年は、セリオにとって大きな変化のはじまりの年でした。
経営理念が変わり、それに合わせて、社長・役員・社員それぞれが自分のやるべき事を考え、変化し進み始めていました。
そんな中、私たち人財部(当時は、管理部総務課)も、内定式をただひとつの年次行事と捉えず、目的をもう一度考え直す必要があるのではないかと感じました。
そこで出てきたキーワードが、「結婚式」。
就職活動/採用活動は、よく恋愛のようなものだと例えられますが、内定は、会社から学生へのプロポーズだと思います。そうなると、自然と「内定式=結婚式」の方程式が出てくるわけです。
■内定式は結婚式へ変化する。
結婚式というキーワードが出てきたのは、「就職」という人生の分岐点のスタートを特別なものにしたい。悩みに悩んで、セリオに決めてくれた内定者に心からの感謝と祝福を伝えたい。ご両親の安心感も叶えたい。という想いからでした。
そして、アイディアを出し合い、形にしていく過程はワクワクの連続でした。
・美味しいご飯を食べながら、内定者と役員が親交を深められたらいいよね!
・入場は、内定者と役員が一緒に出てくるってどうかな?
・入場曲はどうする?ジャズバンド部に頼むのはどうだろう?
・オープニングムービー作るとかどう?
・あっ!まずは、招待状送らないと!
・席次や席札もオリジナルのものを作ろう!
・他になにかサプライズできないかな?
などなど、たくさん生まれてくるアイディアから、実現可能かを検討しつつ、セリオらしく型にはめずにWelcomeの気持ちや想いを表現できる「結婚式のような内定式」が形になっていきました。
そして、2013年10月1日から始まった「結婚式のような内定式」は、その年に一番いい形にすべく、毎年試行錯誤を繰り返し、今年、2021年度の内定式へと繋がっています。
コロナウィルスにより大きく変わった世の中、対面開催を続けていたセリオの内定式も2021年度は、オンライン開催を余儀なくされてしまいました。
でも、これを変化のチャンスと捉え、新しいやり方を試行錯誤し、2021年度は「内定セレモニー」と名を変え、本日無事に開催することができました。オンライン開催でも、セリオらしく型にはめずにWelcomeの気持ちや想いを表現できた会になったのではないかと思います。
■オリジナリティを大切に
試行錯誤する中、オリジナリティにこだわり続けたもののひとつが、ペーパーアイテムです。
・招待状
・席次、席札
・ウエルカムボード
結婚式でもお馴染みのペーパーアイテムも、自分たちでデザインし、印刷、カットして作成をしています。
たまたま、illustratorやPhotoshopなどを使うことが好きな上司が居て、デザイン系ソフトを使う環境が整っていて、試行錯誤するのが楽しいと思えるメンバーが居た。偶然のようで必然な状況が揃っていたからこそ、このオリジナリティが生まれたのだと思います。
何十人、何百人規模の採用ではなく、「個」を大切に想う採用を行ってきたセリオとしてのこだわりが、ここへも現れているのかもしれません。
これまでの経験を大切に、セリオらしさが感じられる内定式やイベントをこれからも楽しんで開催していこうと思っています。