システムエンジニアとしての技術を磨きながら、自分の強みを最大限に発揮し活躍したり、自分で考えながら仕事に取り組んだりと、どこでも自立して働ける社員が増えてきました。
社員の価値観や働き方が多様化するなか、「働く場所を自分で選択する」といった社員もいます。
そこで、今回は転勤を経て出身地に戻り働いているUターン社員と、出身地以外に移住して働くIターン社員に、あれこれ聞いてみました。
まずは自己紹介
まずは、自己紹介をお願いします!
Yさん
私は、2007年に新卒で入社しました。セリオに入社したきっかけは、地元に本社があり家族に勧められたからです(笑)。
入社後には組込み系の部署に配属となり、その中でも自分は車両開発に興味を持っていたので、その仕事がある愛知県に転勤し車両開発に携わりました。そこでは、トランスミッション制御ソフトウェアの開発を主に経験しました。
現在は、自動車とは全く異なる業界の仕事で、主に工作機械メーカ様に向けた機械制御などのシステム開発に携わっています。
Nさん
2009年に私も新卒で入社しました。私の入社時代はリーマンショックということもあり仕事がなく、研修ばかりしていましたね。
2年目に車両開発の事業で増員の話がでて、愛知県に転勤して、Yさんと同じくトランスミッション制御ソフトウェアの開発や、エンジン制御の開発に携わりました。
現在も同じ場所で、先進安全系ソフトの仕様開発・モデル設計の業務に携わっています。
きっかけはプライベートな理由なんです
2人とも愛知県で車両開発に携わっていたんですね。
YさんのUターンは、そもそもどんなキッカケで実現したんですか?
Yさん
そもそもUターンのキッカケは、完全にプライベートな事情で、結婚を機に地元である岡山へ帰ることを決意したんです。
決意してからは上司に相談をすると、それが、意外にもすんなり意向を受け入れてくれて…笑。その後も親身になって話を聞いてくれたり、転属先については「組込み系の技術がやりたい」と伝えると転属先に働きかけてくれたりしてUターンが実現しました。
一方で、Nさんはずっと愛知県なんですね。
最近はお家も購入されたとか。地元を離れて生活拠点とした決め手はなんですか?
Nさん
私は、転勤先の地で今の奥さんと出会い結婚をしたので。今では新たな家族も増えて、そこで生活基盤を築いているという状況です。ただ、私は働く場所にはあまり固執していないのがホンネです…笑。今後も今の場所にこだわりすぎない働き方が出来ればいいと思っています。
社外で働く経験も、タメになっています
ズバリ「客先常駐」ってどんな感じですか?
Nさん
客先常駐といっても、セリオの組織として開発を請け負っているため、チームで課題に取り組むことも多く、開発スペースがお客様先にあるというだけと感じています。実際に私が客先常駐した頃から徐々に人数が増え、一時期はお客様の開発スペースでセリオ社員が60名ほどいましたし…。
ただ、お客様との距離感は近いため、考え方や仕事の進め方を知る機会や情報の共有量は自社での開発と比べて多いと思います。
最近では常駐先にも変化が起こってきていて、自社オフィスへの持ち帰りの推進、働き方改革やコロナの影響で在宅勤務も増えるなど、客先常駐自体に変化もみられています。
Yさん
私が客先常駐の時は、お客様先だからこその自社とは異なる緊張感がありました。仕事でお客様と直接調整をする機会も多かったので、社会人としてのコミュニケーション力も磨けたと思います。そんななかで、他企業の人や他職種の人などに自分の考えを伝えるということには苦労しました。人に伝えるって難しい。社内にいると気心知れた人や共通の価値観を持った人と話すことが多いですが、お客様先だとそうはいかないので、そういった面では客先常駐を経験したからこそ鍛えられたと思います。
Nさん
そうですね。空間の違いはもちろん、様々な人に出会うことができるのはいい意味でお客様先に勤務するメリットだと思います。経験豊富な人から経験談を聞いたり、お客様の価値観をしっかり共有してもらえたり、オモシロイと感じることが多くあります。お客様と議論を重ねるなかで同じ目線で取り組むことができると、エンドユーザにとって一番良いものができますし、新しい知識や経験を増やし、できなかった事が出来るようになる事は楽しみでもあります。
社外で働く経験をしてなお、セリオってオモシロイと感じます
他社やいろいろな人から刺激を受けて、会社を見る目も肥えてきたのでは?と思いますが(笑)、その上でセリオという会社はどうですか?
Nさん
セリオは「とりあえずでも自分の考えを言ってみる。やってみる」が許されているなと感じていて、私にとってはとても働きやすいです。たとえば、仕事の効率化や進め方などで、自分は「こっちの方がいい!」と思えば、発言したり、自分の考えに対してチャレンジできたりします。もし違っていたら厳しい指摘もありますが、共感してアドバイスをくれたり、フォローしてくれたりすることも多くあります。
通常業務にプラスしてチャレンジすることを人によっては大変と感じ否定的になることもあるかもしれませんが、私にとってはその工夫をすることも仕事の楽しみとなっていて。セリオではそういった自由に工夫をできる点にもおもしろさがあり魅力を感じています。
Yさん
セリオでは、一流企業に常駐して、巨大なシステム開発の一端を担うなど、会社の規模関係なく、大手企業と同等の立場でビッグプロジェクトに参画して開発を担うことができます。また、私が携わった工場のファクトリー・オートメーション(FA)システム開発では、下流工程からではなく、上流工程から一手に担うこともできました。技術を武器に、様々な規模の開発や、上流工程といった考えるところから携われる点は、セリオの魅力です。
また、Uターンで岡山に戻ってからは今までと全く異なる業界に向けた開発を行っています。お客様先で学ぶことも多かったですが、開発の楽しさを身に染みて感じています。現在は工作機械メーカ様に向けた開発を行っていますが、やり方も新しくて新鮮。やったことないことでもやはり技術が好きなので、未経験なことでもそういった気持ちでモチベーションを補いながら挑んでいます、笑。コアな技術や自分が経験したことがないような様々な技術に触れることができる点もセリオのオモシロイところです。
やりたいことを楽しんでやりたい!と常々考えています
最後に。
Uターン先、Iターン先で現在も活躍されていますが、今後セリオで実現したいことやありたい姿など、展望を教えてください!
Nさん
Iターン先では、お客様が近くにいて、だからこそよりお客様と同じ目線でエンドユーザを意識した仕事ができています。この目線は今後も意識して、お客様の言われたことだけをやる、目の前にある仕事だけをやるのではなく、実際に使う人のことを考えながら仕事に取り組んでいきたいです。
さらには、これからも仲間と共に様々な経験を積み、いずれ気の置けないメンバと大きなミッションを成功させたいと思っています。たとえば、この世を去る前には、誰もが知っていて、日常で目にするような“ものづくり”に携わり、「あれつくるのに苦労したんだよ」と周りにちょっと自慢できるような仕事をしたいですね。
こういったことを成し遂げるために、現状に満足せず自分が経験したことがない分野の仕事へシフトもしていきたいとも考えています。そのため、働く場所や働き方は柔軟であっていいと思うし、仕事のローテーションをして知識を増やすことも必要だと思っています。
経験したことがないことでもチャレンジして、やるなら楽しく、新しい技術に触れることも、他人とのやり取りも楽しみながら、今後も取り組んでいきたいです。
Yさん
セリオでは、自らスキルを磨き、自立することは大前提。そのうえで、自分の主張をしっかり発信できれば、働く場所ややりたいことが実現できると感じています。
私は転属・転勤・Uターンを経験して、自分がこうありたい!と思ったときに、そこに選択肢を持つことが出来るかどうかは自分次第だと学びました。
だからこそ、この先も選択肢を持つことができ、自分で道を切り開くことのできる社員でありたいと思っています。
そのためにも、技術を磨き成長することを惜しみません!どんな場所においても、またどこでも必要とされ活躍できる人財でありたいと考えています。